ヒイロチャワンタケ

(別名;ベニチャワンタケ(川村))
Aleuria aurantia (Pers.) Fuckel
チャワンタケ目_ピロネマキン科_ヒイロチャワンタケ属


ヒイロチャワンタケ 2014.10.12 砥石山_

 
 unclear 食毒不明

 夏から秋にかけて、荒地などに群生する。普通は集合してゆがんだ皿型になるが障害物が無ければ整った皿状になる。普通種だがその割にはあまり見かけない。

 子実体は直径 2-8 cm、椀形から浅い皿形に開く。
 子実層面は平滑で橙色、縁は全縁、外面は白っぽく粉状で無毛。
 肉は薄く脆い。
 柄は無く、中央付近で地面に固着する。

 子嚢は円筒形、8胞子を一列に生じる。
 子嚢胞子は楕円形、無色、2油球を含み表面には網目状の突起がある。網目状突起は 5-6 角形のものが多い。


〔似たキノコ〕
 → ベニサラタケ は紅赤色、椀の縁にごく短い剛毛を生じる。

_20191019_留産
_20191019_留産、外面は白っぽく粉状 _20141012_キノコ展
_20141012_キノコ展 _20141012_キノコ展
_20191019_桜山(留産) _20191019_桜山(留産)
ヒイロチャワンタケ、20191012 桜山持込(千歳) 、胞子は楕円形、15-17 x 8-9 μm(表面の刺と翼状隆起は、2-5 μm)
ヒイロチャワンタケ、20191012 桜山持込(千歳)、子嚢内の胞子は透明の袋に包まれているようだ。