ビョウタケ

(別名;キウロコビョウタケ)
Bisporella citrina (Batsch) Korf & S.E. Carp.
ビョウタケ目 ???科  ビョウタケ属


ビョウタケ_20091001_利根別

 
awful taste 食不適

 ビョウタケは小さく、全体に鮮黄色で、乾くと鈍い橙褐色になる。秋に朽木材部上に群生する普通種。

 子嚢果は柄と子嚢盤からなる。
 柄は中心生、長さ1㎜以下と短いかほとんどないことが多く、まれに1㎜以上になる。
 子嚢盤は球状の閉じた小球として始まります、円盤~椀形、直径 0.5~3㎜、平滑、上面に子実層を形成する。子嚢果の外皮層(托外皮層)は矩形菌組織。

 子嚢胞子は楕円形、無色薄壁。両端に泡状の油球を少量含み(通常2個)、成熟するとしばしば1隔壁を生じる
 丸山で20141116 採取の胞子は10.2-13.7 × 3.3-4.2 μm.
 側糸は糸状で先端はわずかに膨らみ、全体に一様な黄色の内容物がある。


〔似たキノコ
 → モエギビョウタケはビョウタケより小型、鮮黄色。
 → ニセキンカクアカビョウタケはビョウタケより大型、柄の基部に黒色帯(子座) があり, 胞子は細長い。

ビョウタケ 20110925 大沼
20141026_ 丸山
側糸は糸状で先端はわずかに膨らむ 子嚢は8胞子を初め一列、後には2列になって先に集まる
20141116 丸山、胞子;10.2-13.7 × 3.3-4.2 μm