アヤメイグチ

(別名;ミヤマイグチ)
Boletellus chrysenteroides (Snell) Snell
イグチ目 イグチ科 キクバナイグチ属


 アヤメイグチ 20110730 桜山

 
unclear 食毒不明

 夏〜初秋 落葉広葉樹の樹下腐植土上、あるいは腐木上に単生。
 傘径3〜7(10)cm。初め饅頭形、のち平たい丸山形、細かいフェルト状(ビロード状〜無毛に近く)、古くなると細かい亀裂が入る。色は初め暗褐色、やがて淡褐色になる。
 管孔は上生から離生し、レモン色からオリーブ色になり、青変性がある。
 柄の表面は細鱗片状、丁部は黄色、下方に向かって暗紅色〜暗褐色
 胞子は畝状隆起が見られる。
 類似種が多く肉眼的特長からだけでは見分けが難しい。
 KOHにより、傘は黒色、肉は帯褐色に変色。

〔似たキノコ〕
 → マルミノアヤメイグチ の胞子は楕円形
 → キッコウアワタケ の孔口は本種より大きい、胞子の表面は平滑

   
 
 _20160813sakurayama  
アヤメイグチ _20090815 学びの森 アヤメイグチ傘表面 _20190804 桜山
_2010813 sakurayama、11.5-16.5 x 6-7μm 左上は畝と畝を繋ぐ横筋が見える

キッコウアワタケと比較
 アヤメイグチ  キッコウアワタケ
 
表面は細鱗片状     縦に繊維紋あり
孔口は角形、径 0.5〜1.5 o 程度 孔口は多角形、径 2.0 o 程度