アメリカウラベニイロガワリ

Boletus subvelutipes Peck
イグチ目_イグチ科_ヤマドリタケ属


アメリカウラベニイロガワリ

 
 Can be eaten 可食 .

 夏〜秋、ミズナラ林、コナラ・クリ林などの広葉樹林内地上に群生する。食とされているが類似種にバライロウラベニイロガワリという猛毒菌が存在するので食べないようにしたい。

 傘は径 5〜13.5cm、まんじゅう形。表面は初め微毛を密生し、ビロード状のち無毛平滑。湿ると多少粘性をおびる。傘の色は変化に富み、褐色、帯赤褐色、帯黄褐色、または暗褐色で、強くこすると暗青色に変わる。
 肉は黄色、空気に触れるとすぐに濃い青色に変わる。
 管孔は上生〜離生し、黄色のち帯緑黄色、孔口は血紅〜帯褐赤色(傘縁では淡色)。
 
管孔および孔口は傷つくと暗青色に変わる。

 柄は5〜14 × 1〜2cm、上方に向かってやや細まるかほぼ同幅、基部は黄色の菌糸におおわれる。表面は黄色の地に暗赤〜帯褐赤色の細点を密布し、ときに頂部に細かい網目模様を表す(通常網状紋は認められない)。
 傷つくと暗青色に変わり、その部分はのちに黒ずむ。


〔似たキノコ〕
 → よく似たきのこにバライロウラベニイロガワリがあるが、こちらは猛毒菌なので絶対に食べないこと!。
 → オオウラベニイロガワリと酷似している。見分けるポイントは微妙で、ルーペで柄の上部をみると「オオウラ・・・」では赤い粒点が縦に並び、時に網目様になる。「アメリカ・・・」では一見網目に見えても粒点は一様に付いている。
 → ウラベニイロガワリ は柄の網目がはっきりしている。

   
 
 アメリカウラベニイロガワリの粒点は一様に付いている
_20190914 桜山 _20190914 桜山
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_20160807tomakomai _20200719 丸山
_20200808 定山渓