アイゾメシバフタケ(広義)

(別名:ヒカゲシビレタケ)
Psilocybe argentipes K. Yokoy.
Current Name : Psilocybe subcaerulipes Hongo
ハラタケ目 モエギタケ科 シビレタケ属

 
 Poison 有毒 .

 春から秋にかけて、林内のコケ類、イネ科植物の間などに群生か束生する。 有毒、近縁のシビレタケなどとともにワライタケ症状をおこす幻覚性毒キノコの仲間です。

 傘は径2〜3cm、幼菌時は円錐〜釣鐘型、のちまんじゅう形で中央がやや盛上がっていて黄土色ないしはくすんだ粘土色または焦茶色。全体に手で触れると暗青緑色のしみを生じる。
 ヒダは直生〜上生し、密、初め淡色のち汚紫褐色。
 茎は上下同径で細く高さ4〜7cm、中空、始め、表面は白色の絹糸状〜繊維状の繊維に覆われるが、成熟すると傘と同色の地肌が現れダンダラ模様になる。
 胞子紋は暗紫褐色。

※ 最近の『 Index Fungorum』 では、ヒカゲシビレタケ Psilocybe argentipes は、アイゾメシバフタケ Psilocybe subcaerulipes Hongo の異名(シノニム)とされている。
 アイゾメシバフタケ の柄は表面が単に白色の繊維に薄く覆われているが、ヒカゲシビレタケ だんだら模様があり、縁シスチジアが上部や側部に不規則分岐した異型のものが混在するといわれていて、区別が難しかった。


〔似たキノコ〕
 → クリイロムクエタケにも似るが、本種は手で触れると暗青色に変色する。

アイゾメシバフタケ_20180901 喜茂別
アイゾメシバフタケ・シスチヂア_20180901 喜茂別 アイゾメシバフタケ・胞子_20180901 喜茂別